実務家リアル講義

【REPORT】パラレルワークの現在と学生時代、大切にしていること

REPORT

Miraishipでは、様々な職種で働く社会人の方に講義をしていただく時間があります。今回はYahoo!株式会社で予約サービス技術部に、そして株式会社ワールドエリアネットワークスで取締役を務めている尾倉侑也さんにご教示賜りました(執筆:大澤 遥/学習院女子大学 国際交流文化学部 1年)


尾倉侑也さんついて

■Yahoo!株式会社 ショッピングカンパニー予約事業本部 予約サービス技術部
■株式会社ワールドエリアネットワークス 取締役
2017年に広島大学大学院工学研究科卒業後、Yahoo!株式会社にエンジニアとして入社。本業の傍ら、株式会社ワールドエリアネットワークスの取締役兼VR地域情報発信メディア「ワンダフルモーション」の事業責任者も兼務している。大学時代は確率モデルに基づく動画像解析を用いた医療診断システムの構築に関する研究を行うとともに、広島県で初となるVRハッカソンや広島県で開発されたデジタルコンテンツを体験できるイベント「はてなワールド」などのイベントを主催。趣味はサッカー観戦でガジェットが好き。

〈お話しの内容〉
① 学生時代

尾倉さんは最初に、自身の学生時代(大学生、大学院生)を研究室配属前と後で大きく二つに分けることができるとおっしゃいました。入学してから研究室に入るまではアルバイトや旅行など技術系以外のことをしていたそうです。エンジニアというと、大学入学後すぐに技術系を学んでいるイメージが強かったのでとても意外でしたが、しかも尾倉さんは大学3年間は焼き鳥屋でアルバイトをしていたそうです。アルバイトはお客さんの笑顔が見たいという理由でしていたそうですが、この体験で一人では何もできないことや欠点は長所になりうることに気がつき、ユーザーファーストの意識を持つきっかけになったとおっしゃっていました。また、アルバイト時代は、店長と朝までどうしたらお店をより良くできるか話し合ったり、テーブルに置いてあるお皿の上に紙を引いてほこりなどが入らないよう提案し、お客さんに喜んでもらったりしたことで、P(Plan 予測、準備)D(Do 接客)C(Check 満足度、回転率)A(Act 改善)の心構えを身につけることができたそうです。
そして大学では研究室に配属後、製作・イベント・研究の3点に没頭。製作したVRゲームをイベントでアウトプットし、それを体験してもらうこと常に心がけていたそうです。研究では生体工学を学び、医工学の領域で研究を行っていたことで医療関係の知識も身についたというお話を伺い、様々なことに挑戦することで幅広い知識が身につくことを知りました。尾倉さんは好奇心の赴くまま行動し、広い交友関係で人脈を広げた学生時代にすでに、IT業界に就職することを考えていたそうです。その理由は、問題解決に役立つことからITに一番可能性を感じるからということでした。

② 現在

尾倉さんは現在、Yahoo!のエンジニアとして活躍しています。副業ができるという利点から勤務しているそうですが、エンジニアというと“開発”のイメージが強いけれど、実際は既存の機能の“保守”も多い ということでした。エンジニアの皆さんのおかげで私たちは快適に過ごせているのだと実感しました。さらに本業の傍ら、副業で株式会社ワールドエリアネットワークスの取締役をされていますが、こちらではVRや3Dプリントなどを活かして広島県を中心に活動しています。両者の違いについては本業では既存サービスをいかに成長させるかを課題とし、副業では新しい価値をどう生み出すかを課題として日々お仕事に取り組んでいるそうです。

③大切にしていること

多方面で活躍されている尾倉さんですが、大切にしていることは、“今一番自分がやりたいことをやる・失敗しても、どんなに小さいことでもいいからチャレンジをする”ということだそうです。「やりたいことが何もないと言う人がたまにいるがそれは嘘で、事の大小・実現可能かを考えなければ必ずあるはずだ。」とおっしゃっていたのが非常に印象に残りました。興味を持っても実現不可能だと決めつけて諦めてしまう私にとって尾倉さんの言葉はとても心に響きました。最後に、世の中が気がついていない、見えない課題を見つけるには歴史を見ることが重要とおっしゃっていました。その例として近いうちにアプリが不便に感じる時代が訪れ、アプリが無くなり、ブラウザに戻るのではないかとおっしゃっていました。また、貨幣が消えて全てスマートフォンでのモバイル決済になるのではないかということもおっしゃっていました。尾倉さんのお話を伺い、変わりゆく時代の中で自分がどうありたいか、何がしたいかを考えることの必要性を強く感じました。
今回の講義では視野や人脈を広げることでさらに自分の可能性を引き出せることを学び、これからの人生の歩み方の参考にさせていただきたいと思いました。それはやりたいと思ったことにチャレンジをして失敗しても、それには意味があり成長することができると思うからです。

<執筆者プロフィール>

大澤 遥(おおさわ はるか)/学習院女子大学 国際交流文化学部1年
1998年、東京都墨田区生まれ。ミライシップ14期生。いま頑張っていない自分を変えたいと思ってインターンに参加。ミライシップでは教育プログラムに従事し、インターン生が学びやすい環境や新しいインターンの方向性の整備に努めている。

 

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