メンターBLOG

成功を掴むための条件/小川幸也

はじめまして、SAメンターの小川幸也です。現在ミライシップで各種講義やクラス活動を通して、学生たちの能力向上への指導を行っています。僕自身、社会人として働いてはいるものの未だ大学生の身分でもあるということで、よりメンバーに近い価値観で個々の成長をアシストしていければいいなと思っています。

さて、今回は大学生の皆さんにもなじみ深い大学受験の中で僕が考えた「成功する人間の条件」について僭越ながらお話させていただきます。あくまでも個人的な考えなので、あまり深く追求しないでくださいね(笑)

実は僕は高校を一年で中途退学しています。その後は北海道で友人と暮らし、自由気ままなフリーター生活を送っていました。中退時には大学に進学するつもりではあったのですが、働かせていただいていたカフェの店長や先輩に影響を受けて、本気でバリスタ(コーヒーを淹れる仕事です)を目指していました。しかし、いざ受験期になると周囲の人々から「まずは大学に行って色んな世界を見てきなさい」と言われ、幸い両親や祖父母からも経済的な支援をいただけたので、ひとまず大学には進むことにしました。

そこからの一年間は、都内の某大手予備校に通い勉強漬けの毎日でした。僕は昔から休みの時間がないと頑張れないタイプなので、受験期も週末には必ず全力で遊んでいましたが、それでも後にも先にもあれだけ勉強することはもうないだろうなと思うくらいには勉強しました。もちろんそれだけ勉強していると頭がおかしくなるんじゃないかと思う時もありましたが、今になって思うとそこまで一つのことに熱中するということは、それだけでとても充実した経験だったと思いますし、純粋に楽しかったなぁと思います。

予備校時代は高校に通っていなかったため、現役受験生と同じ年齢でありながら受講クラスは浪人生のクラスでした。同窓生はみな年上で浪人生(稀に僕と同じような中退生もいましたが)だったので受験自体は二度目の挑戦、現役時代にMARCHクラスに合格しながらも浪人の道を決めたような人たちは「もう一年もあれば早慶なんて余裕」と口を揃えて言っていました。しかしながら、一年後の結果を見るとほとんどの受験生が思うような結果を出せず、現役時代に受かっていた大学にすら滑り込めなかったようなケースも多く見られました。

もちろん、彼らの努力を否定するつもりは全くありませんし、自分がたまたま運よく志望校に合格できただけであるということも自覚しています。(現に第二志望・第三志望の大学はいずれも不合格でした)しかし、納得のいく結果を残していた学生はみな共通して「ある条件」を満たしていたのではないかと思います。これは、社会人になった今でも日々実感していることです。

その条件とは「全てを自己責任と考える」ということです。まだ社会人になっていない学生が持っている大きな特権の一つは「教えてもらえること」そのものであると僕は思います。社会人になると、結果を出すための方法について懇切丁寧に教えてもらえるような機会は滅多にありません(当然、そんな方法については多くの場合、明確な答えはありませんし、優秀な上司や先輩がどのように結果を出しているのかを見て・学ぶ・盗む姿勢が何よりも重要視されると思います)。しかし、大学受験や学部レベルの高等教育においては試験に合格するためには何をすればいいか、という問いに対する“ひとつの答え”が、ただ教室に座っているだけで教えてもらえるのです。社会人になってから大学に戻って痛感したことの一つがこの教育のありがたみです。もちろん授業料を支払っている訳ですからそれ相応の教育を受けられることは当たり前ではありますが、であれば尚更、そこから自分が得られる効用を最大化しないと勿体ないのではないかと思います。

しかし、実際はほとんどの学生がこの時間を有効活用できていないのではないでしょうか。先生の言うことを愚直に実行するということはとても大事だと思いますが、それだけでは決して大成しないと思います。なぜならば、前述のとおり先生が教えてくれるやり方はこれまでの沢山のモデルケースをもとにした“最大公約数的な解”でしかないからです。当然、その方法が十分に機能するかどうかはその人の性質や環境・タイミングによって大きく変わってくると思いますし、そもそも誰にでも結果が出せるような方法は初めから存在しないのかもしれません。そう考えると、与えられた情報をもとにその背景や根拠(その方法が適しているのはどのようなタイプの学生で、なぜそれをすることによって結果がでるのか・点数が上がるのか)まで深く考え、今の自分自身や置かれている環境を勘案して、その方法をアレンジする必要があるかどうかをきちんと検討しなければならないのではないでしょうか。

そういった意味で、この「全てを自己責任で考える」というのはとても重要な姿勢であると思います。多くの受験生が、なぜその勉強法を取るのかという問いに対し「先生がいいと言っていたから」と答えます。しかし、言われるがままその方法を実行した結果が望ましいものでなかったとしても、先生は責任を取ってくれないのです。「先生に言われたからその通りにやってみたのに志望校に受からなかったです!責任取ってください!」なんて言えませんよね。大学で単位を取るためだけの勉強を続けて、その知識が身につかなかったせいで「教養がない」と言われても、授業がつまらなかった教授のせいにはできません。社会人になって、上司に言われた通りにやって失敗しても、もしかしたらその責任は自分に押し付けられてしまうかもしれませんし、自分なりに工夫してうまくいった同僚に先を越されて昇進されてしまうかもしれません。そもそも言われたことをやるだけの仕事や勉強なんてきっと楽しくないと思います。であれば、結果を出すためには・自分自身が望む自分を実現するには・仕事や勉強を楽しむためにはどうすればいいのかを、与えられた情報をもとに再度自分なりにしっかり考えてから行動に移す必要があるのではないでしょうか。

全てを自己責任で考えることによって、誰に頼るでもなくきちんと自分で考えようという発想が生まれると思います。そして何度も繰り返し考えて失敗する経験を積む中で、最適解を導く能力は自然に身についてくるはずです。

どんなことでも最終的には自己責任です。大学生の皆さん、この短い「教えてもらえる時間」に、必要な情報をたっぷりと蓄えながら自分なりの試行錯誤を繰り返してみてはいかがでしょうか!


小川 幸也(YUKIYA OGAWA)

株式会社TERRA NOVA代表取締役
慶應義塾大学経済学部4年在学中
Profile

関連記事

  1. やりたいことのヒントを見つける方法/森髙佑香
  2. 目的と手段は合っていますか?/田中達也
  3. ワークライフバランスを実現するために意識した3つのこと/西方万希…
PAGE TOP