はじめまして。ミライシップで「ワークライフバランス」を指導している西方万希子です。
私はプライベートでは2歳の息子をもつ母親ですが、同時に企業に在籍して仕事もしています。
まさに私自身がワークライフバランスを意識することの重要性を感じています。
今日は、育児と仕事を両立するために意識した3つのことについて書きたいと思います。
まずは「時間管理を徹底すること」です。
保育園にお迎えに行く時間があるので、この時間には絶対オフィスを出たい!という時間が決まっていて、朝は家を出た時からが本当に勝負です。
私は、産休に入る1週間前でも22時過ぎまでオフィスで仕事をしているような社員だったので、ワークライフバランスとはほど遠いところにいました。
しかし、母親となってからはその時とは比べものにならないぐらい「時間を自分で管理する」という意識が高まりました。
限られた時間の中で生産性をあげて働くことを一番に考えるようになりました。
もう1つは「サービスの価値は何かを考えること」です。
1年間仕事から離れて妊娠と出産を経たことで多様なサービスに触れました。
この経験から私が提供しているサービスは、お客様にとって最適なものとしてお届けできていたかな?と私の行動や言動を振り返るようになりました。
前職では人材紹介の法人営業として多くの顧客企業を担当していました。
導入されていたシステムを使えばコミュニケ―ションが少なくても、人材紹介そのものは成立します。
しかし、人材紹介は人と人が介在することで商品価値が最大化するサービスであり、ここに価値があると考えていました。
だからこそ限りある時間の中でも、相談したいときや提案をしたいときは、社内外問わずメールするより電話で話すこと、電話で話すより対面で話すことを大事にして意見を交わすよう意識していました。
最後に、「組織に貢献すること」です。
育児休暇から復職するにあたり、時間的な制約がある私を他のメンバーは快く迎え入れてくれました。
そのメンバーに恩返しがしたくて、私は組織に貢献したいという気持ちが前よりも強くなりました。
働く人は例えば時短という権利だけを主張するのではなく、義務を果たしたり業績や組織の向上に貢献することも必要だと思います。
出産前までの私はワーク(仕事)とライフ(私の場合は子育て)はいつも両極にあって、天秤にかけるように揺れるものだと感じていました。
でもワークライフバランスは、ワークもライフも限りある時間のなかで生産性をあげて相乗効果でどちらも充実させることだと考えるようになりました。
もちろんワークとライフの重要性は人によっても、その時々の状況や気持ちによっても変わります。
どのような時でも対応できるだけの経験や結果の蓄積があれば工夫次第で最適なワークライフバランスの実現が可能になります。
私は、育児をきっかけに働く時間を制限したことで今回あげた3つのポイントを意識するようになりましたが、本来はみんな限りある時間の中で働いています。
だから、学生の時からこれらを意識することができればより充実したワークライフバランスが実現できると思います。
西方 万希子(MAKIKO NISHIKATA)
/ワークライフバランスメンター
株式会社MOVER&COMPANY