参加者の声

永井駿希/駒澤大学 法学部 3年

Q.ミライシップに参加した理由を教えて下さい

大学1年の冬にあまりにも成績が悪すぎて親父から鉄拳制裁を受けました。そこで初めて自分は東京へ「来させてもらっている」ことに気がつきました。本当に恥ずかしい話ですが(苦笑)。自分は福岡県出身ですが、都内で暮らして私大に通うには4年間で何千万という費用が必要です。しかし、僕がやりたい放題に使ってきた時間は、両親がその何倍もかけた“積み上げてきた時間”です。それに気がついて、就職までの3年間をもっと有意義に使いたいと思ってミライシップにジョインしました。

Q.ミライシップで一番楽しかったことは何ですか?

インターンを卒業する前の最後の営業です。約1年間の経験の中で培ってきたスキルをようやく形に出来たというか、自分が思っている以上の成果を出すことが出来て「超気持ちいい!」という感覚に至りました。営業自体はもの凄くしんどいし、キツいし、逃げだしたくなることもあって、決して楽しいものではありません。しかし、その経験の中で得られるものがあって。それが結果として形になったときの感覚は楽しいを通り越して、陸上選手の「ランナーズハイ」に近い感覚だったと思います。

Q.では逆に一番たいへんだったことは何ですか?

マネジメントです。これにつきます。本来、半年間のカリキュラムを終えると卒業しますが、僕はメンターの方からお声がけ頂いて新期生のマネージャーをすることになりました。インターンに来る学生はとても意識が高いです。なので、僕が何かを指摘しても同い年くらいの学生に言われるわけですから素直に受け入れられません。加えて僕はあまりロジカルなタイプではなかったので、いかに相手に分かりやすく、納得のいくように伝えられるか。これはとてもたいへんでした。

Q.ミライシップに参加して自分が変化や成長できた点があれば教えて下さい。

最も変化したのは環境だと思います。これまで育ってきた環境は同じ年の子たちと集まってガヤガヤしている中に先生が居て、それとなく社会というものを語られていたと思います。そして、大学生になるとアルバイトを始めますが、そこではもう少し歳の近い社員さんがいて面倒を見てくださる。でもやっぱり学生の方が人数は多くて、これまでの生活とそんなに変わらないんですよね。
一方でインターンシップに関しては一つの会社に学生が放り出される訳ですから、当然社員さんの割合の方が高くて年齢も同じ年くらいからひと回りふた周りと、クラス担任よりももっと上の年齢の方と交流するようになります。するとこれまで教えられてきた社会と現実がここまで乖離しているのかという衝撃を受ける訳です。いい意味でも悪い意味でも社会ってこうなってるんだと、社会の裏側を知る機会を得ることができます。ここを知っているのと知らないとでは雲泥の差だと思いますし、なにより学生のうちに環境に変化を起こすとなるとOB訪問から企業訪問に至るまでかなりの労力を使うことになって時間的にも難しいです。しかし、そういったコンテンツが一つに集約されている環境(ミライシップ)に自ら身を置いて学ぶことができて非常に良かったと思っております。

Q.学業との両立はたいへんだったと思いますがどうやって両立させましたか?

ミライシップに入ってから単位が約10倍増えました(笑)。そもそも大学1年の時がいわゆる”パリピ”生活を送っていたので、とんでもなく成績が悪かったです。大学が終わって三茶で終電すぎまで飲んで、タクシーで渋谷へ行って朝までクラブで遊んでって感じだったので…5単位くらいしか取れていなかったんです。しかし、インターンを始めてからは、大学は「やるべきこと」ととして、逆にインターンは「やりたいこと」としてしっかり区別ができたために前年よりも格段に成績も伸びました。

Q.あなたが通っている大学を選んだ理由を教えて下さい

理由は2点あります。まず最初に自分にとってホームと呼べるような場所を作りたかったんです。1日あったことを何気なく吐き出せるような場所でそれも時間を気にせずに。あとは都会に住みながらも故郷を彷彿とさせるような下町感のある場所を欲していて、この条件にぴったり合うのが「三軒茶屋」という街でした。なので三茶駅チカの駒澤大学を選びました。
あとは俳優の桐谷健太さん、歌手の久保田利伸さん、ジャニーズの中山優馬さん、お笑い芸人のあばれる君、ラブライブの三森すずこさんetc..各界で活躍されている著名人の方を多く輩出されている点に惹かれたからです。ちなみに僕と同期(2015年入学)には日本を代表するコメディアンである萩本欽一さんがいます。これはたまたまなんですけど、一時代を作り上げたスーパースターと過ごす学園ライフ。こんな貴重な経験は一生に一度だと思います。

Q.大学で学ぶのではなく、ミライシップで学ぶメリットは何ですか?

大学での学びはどちらかというと座学中心なのでインプットとアウトプットの割合が均衡していないと思うんですよね。もちろん、ゼミの発表会や期末テストでアウトプットの場が設けられているとも思えますがそれでもだいぶ比重が偏っています。しかも、専門性が非常に高くて高度な知識を要するのにも関わらず、半期に1度くらいしかそれを計る機会がなくて。
一方、ミライシップはPBLや人事交流会でインプットした知識をすぐに営業などの実践活動でアウトプットが出来る。このインプットからアウトプットするまでの「速さ」、そして反復できる点がかなり魅力的です。加えて、メンターの方々がオンタイムでフィードバックをしてくださるわけですから、本当に申し分ないメソッドだと思います。仕組み作りが本当にうまいです。ですので、仮にもし間違った方向へコミットしていたとしても適宜方向修正できる点は大学にはない学びだと思います。

Q.ミライシップを卒業した後のいまはなにをしていますか?

Dip株式会社で「Social_Ad」の法人営業を経験したのち、パーソルキャリア株式会社の選抜型インターン「BRIDGE」へ参加しました。ここでは優勝をしました。これだけIoTの時代が来ると言われている(というかもう既に来てる)時代においても、基本はヒトベースで物事は進んでいくと思うので、まずは人材業界で基礎を学ぼうと業界を絞って様々な企業のインターンへ参加しています。それと同時並行で将来へ向けて徐々に貯蓄をしていきたいので六本木で黒服をしています。

Q.ミライシップを卒業した後の残りの大学生活でやりたいことはありますか?

これまで様々なインターンへ参加してきたことによって主体的に「考動」してきたつもりですが、所詮は学生がインターンとして企業から課題を貰ってそれを解決する…といった一つのフレームの中でのみ主体的に動けているにすぎないと思います。ですので、一旦その枠組みの中から外れて「コレは僕が解決しなければならない!僕にしかできない!」と思うような事柄を見つけたいと思っています。“命”が僕の人生のトリガーなので、その行為と自分の志にブレがないか、というのは常々心がけるようにしています。

Q.大学卒業後、あなたはどんな社会人になっていると思いますか?

「知行合一」な社会人。ここだけはぶらさないでくれ!未来の俺!(笑)

Q.ミライシップへの参加を検討している1-2年生へメッセージをお願いします

いま過ごしているこの大学生活という時間は自ら作り出したものではなく両親から与えられたものである一方で、その責任は全て自分自身に乗っかってきます。もしこれを読んでいるあなたにとって大学生活の集大成が「就職」であるならば、ミライシップの半年間で得られるスキルや経験は必ず生きた学びとなります。また、就活直前になって買った参考書で、偽りの自分を演じても採用担当には即バレると思います。就活ももちろんそうですが自分とはどんな人間で、何が好きで、どうなりたいのかといった自己理解を深め、様々な企業の人事の方々と交流する中で就活の裏側をぜひ覗いてみてください。そのために必要な武器はミライシップで手に入れられます。いまあなたが持っている世界にたった一つの剣を、鞘にしまったままにするのかどうかは他の誰でもなくあなた次第です。ってここまで書くとちょっと宗教っぽいですね(苦笑)

ミライシップに自ら身を置いて、学ぶことができて非常に良かった。

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