プログラム開発室ではキャリア教育とインターンシップのプログラム開発を行っています。この分野の変化は早く、そのスピードは年々早まっています。そして様々な機関が対応に追われ、効果的なプログラムの開発に苦心しているのが実状です。
こうした変化の早い状況下では現場で試行しながら進めることが最も効果的なプログラムの開発につながります。参加している学生と向き合い、現場から生まれたアイデアや手法を取り入れて実施する。そして企業や行政、NPOといった関係する機関と本音で話し合い、共にメリットのあるプログラムを議論する。しかし、こうしたことを実行できずに、後に問題となるプログラムが多いのもまた実状です。
ミライシップが重視しているのは「参加者の声」と「バランス」、そして「実践」です。
このような考えから生まれたものに「ワークキャリア」と「ライフキャリア」の2つを指導するキャリアプログラムがあります。キャリア教育は近年になってから急速に拡がった新しい分野ですが、そのことから既存の教育機関等では一部の理論だけを紹介したり、ワークキャリアのみに偏った教育をしているところが多く見受けられます。しかし、バランスの欠いた教育は学生のキャリアデザインのバランスを欠くことにもつながります。その結果、キャリア構築に失敗し、社会に適応できずに孤立する若者を生み出す一要因にもなっています。このようなキャリア教育の失敗は教育を受けた学生にとってマイナスであるだけではなく、このような人材が生まれることはいまや大きな社会問題にもなっています。
また、インターンシップにおいては、インターンシップを「仕事(会社や業界)を知るインターンシップ」、「就職の採用につながるインターンシップ」、「スキルを身につけるインターンシップ」 の3つに分類。その中の「スキルを身につけるインターンシップ」として展開しています。開発にあたっては企業などと連携するリアルな体験を重視。そのことで学生の学習意欲を高め、将来や在学中のキャリアデザインをつくる意識の向上へと繋げています。
このような開発室の活動は近年、キャリア教育やインターンシップを展開する企業や教育機関などからも評価されるようになりました。そこで現在では大学や企業へのアドバイス、プログラム開発や実際の企画などもサポートしています。
私たちは変化する社会に適応し、学習効果の高いプログラムの開発を大事にしています。そこで同じような問題意識を持っている企業や教育機関などがいらっしゃればお気軽にお問い合わせください。共に連携して学生にとって本当に良いキャリア教育やインターンシップについて一緒に進めて行ければ嬉しく思います。