INTERNSHIP×大学

【INTERNSHIP×大学②】育てて送り出す、目白大学の2つのインターンシップ(前編)

「育てて、送り出す」を社会的使命に掲げている目白大学は、2018年にメディア学部を新設した。同学部では2年次から全員が参加する社会連携プログラムがあり、インターンシップはその中核的プログラムに位置されている。MiraiShipでは、2019年より同学部のインターンシップを受入れているが、本年度は全学部生を対象としたキャリアセンターのインターンシップもプロデュースした。2つのインターンシップについて牛山佳菜代さんにお話しを聞いた(聞き手:Mirai Ship PROJECT 主宰 眞野目悠太)


PROFILE:
牛山 佳菜代/目白大学メディア学部メディア学科 教授、学務副部長(進路担当)
東京都八王子市生まれ。立教大学文学部卒業後、日野ケーブルテレビ株式会社(名称当時)制作担当を経て、早稲田大学大学院政治学研究科修了(修士)。シンクタンク研究員を経て、東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科修了(博士)。現在、日本インターンシップ学会東日本支部事務局長。現職の目白大学では、赴任当時よりインターンシップのコーディネートを行っている。日本ビジネス実務学会2018年度全国大会奨励賞受賞、経済産業省「社会人基礎力育成グランプリ2011」関東地区予選大会優秀指導賞受賞。 主要著作『地域メディア・エコロジー論(芙蓉書房出版、2013)』『インターンシップーキャリア教育としての就業体験ー(学文社、2011)』他。


-目白大学メディア学部のインターンシップを2019年からMiraiShipでも受け入れていますが、とても特色のある学部だと思います。どのようなことを学べるのか、少しお話しいただけますでしょうか。

牛山: 目白大学のメディア学部メディア学科は17年の歴史を持つ社会学部メディア表現学科が生まれ変わったもので、2018年4月に新しく立ち上がった新設学部です。
教育の特色としては、現代社会におけるメディアの役割を幅広く学び、メディアを活用できる実践力を身につけるもので、「出版・サブカルチャー」、「広告・イベント」、「映像・アプリ」などから学生が興味のあるものを選択。コミュニケーション手法やコンテンツ制作技術を学び、メディアを駆使した表現を追求していきます。
また、あらゆる仕事で要求される発想力・企画力・プレゼンテーション能力の養成にも力を入れていて、インターンシップや現場と連携した調査・企画・制作を通じて実践力を養っています。

(牛山佳菜代/目白大学メディア学部メディア学科 教授)

-メディアを学ぶというと実践的なイメージがありますが、理論と実践はどのようになっているのでしょうか

牛山: そうですね、メディアというと媒体を連想されがちですが、人が集まる場もメディアですし、いまではSNSなどの新しいメディアも生まれています。そこで目白大学のメディア学部ではメディアというものを大きく捉え、表現するだけではなく、社会とどうつなげていくかといったことも教えています。その上で大学ですので1年次は基礎として、さまざまなメディアの歴史やその役割·特徴といったメディア学の基礎理論をしっかり学びます。そして、2年次以降は「出版·サブカルチャー」「広告·イベント」「映像·アプリ」などの3分野から1つを選択。自分の興味に合ったテーマを中心に研究し、メディア活用の具体的な事例や制作方法について講義や演習を通じて学ぶといったように、しっかり学び、専門性を高める実践的な科目を組み合わせています。

(資料:目白大学HPより)

-どのような学生が学んでいますか?

牛山:メディアを使って社会と繋がりたい、何かを表現したいという学生が多いです。そして、約200台のMacが設置された演習室や映像制作のためのスタジオなどの設備環境も充実しているので、新しいメディアを使って発信したいという学生も多いのですが、なかでも、映像やアートなど、そういったものに関心の高い学生もいて、クリエイタータイプの学生もいます。また、それ以外では漠然とメディアに興味があって、でもどのような将来像を描けば良いのか分からずに入学してきたという学生もいます。しかし、興味の大小はあっても、メディアに興味は持っているので、そういった点では、他学部と比べると入学した時点から学ぶ内容への関心の高い学生が多いです。

(画像:目白大学HPより)

-2年次からの社会連携プログラムが素晴らしいですね

牛山:2年次から全員が参加する「社会連携プログラム(通称:メディアクション)」がスタートするのですが、これは地域団体や企業と連携しながらイベントの企画・PR 動画制作などのプロジェクトを進めるもので、ここで実践的なスキルを身につけます。私の主な研究分野は「地域メディア」ですが、企業や地域などと連携し、大学を飛び出して実際の現場でメディアを使った情報発信を体験してもらっています。

(画像:目白大学HPより)

-インターンシップはどのような位置づけにありますか?

牛山:メディア学部は社会と繋がることを重視しており、その一つに先ほどお話しした「社会連携プログラム」を設けています。インターンシップはこの中核的プログラムに位置し、ゼミ等の専門的な学習に活かすとともに、企業研究や業種選びに反映することを目指しています。
また、単位認定対象の科目になりますので、事前に「インターンシップ入門」という講義科目の履修を必修としています。全15回を通じて、インターンシップの目的や意義、ビジネスマナー、インターンシップの学びの活かし方などを指導し、それを終えた学生の中から現場での学習を希望する学生がインターンシップに参加できるようにしています。
また、メディアに関わる仕事は特に就職してから理想と現実のギャップに悩むことも多いので、実際の仕事はどのようなものなのか。そしてそれは自分が進みたい将来像なのかといったことも考えてもらう場だと思っています。

(メディア学部4年間のステップ ※目白大学HPより)

-3年間学生を受け入れてきましたが、事前にしっかりと教育指導をされていると感じます。そしてまじめで熱心で礼儀正しい学生が多い印象です。受け入れ先の企業からも評判は良いです。

牛山:ありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しいです。選択科目なので、学習意欲のある学生が参加しているのもあると思いますが、それでも実際の企業での業務を体験するのは初めてなので、学ぶ姿勢が足りなかったり、連絡が遅れたりなどのご迷惑をおかけしているのではないかと感じています。ここについては送り出す責任からもさらにしっかりと教育しなければならないと思っています。

(はじめて行ったインターンシップの様子:2019年)

※次回「後編:これからのインターンシップ」へ続く

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